多文化公共圏センター概要


地域社会と国際社会をつなぐ情報コミュニティの交流拠点

CMPS(シンプス)は地域社会が抱える外国人やコミュニティと関連する公共的課題に対して、自治体、市民団体(NGO/NPO)と協力してその解決に貢献していくことを目指しています。

「多文化公共圏センター」の目的

2008年4月宇都宮大学国際学部は「国際学部多文化公共圏センター」(Center for the Multicultural Public Sphere)を開設しました。この「センター」は栃木県内外の自治体・国際交流協会・教育委員会・市民団体等(NGO/NPOを含む協賛団体)や海外の交流協定締結大学とネットワークを形成し、情報を交換し合いグローバル化に関わる実践的諸課題を解決することを目的としています。

「多文化公共圏」は ―大学院国際学研究科博士後期課程のキーワードです

地球温暖化など国境を超える(transnational)課題への対応や外国人との「共生」(co-existence)への対応はわたしたちの地域でもすでに始まっています。持続可能な開発や環境に配慮した生活(ecological life)への行動は、国際社会のスローガンとなっています。この運動や行動は国家や自治体による事業の推進もさることながら、市民一人ひとりの自覚が凝集してはじめてより大きな力が発揮されます。 2007年4月に開設された大学院国際学研究科博士後期課程では、このような国家を超えた課題解決の方法を「多文化公共圏」の教育研究を通して実践しています。国際学部・大学院国際学研究科は、10年以上にわたる教育研究成果の蓄積を地域と世界に発信していきます。「多文化公共圏」は国際学研究科博士後期課程のキーワードです。

「多文化公共圏」とは

ドイツ人社会学者ハーバマスの理論の一部を形成する「多様な意見を集約して合意を形成する場としての公共圏」という概念です。グローバルな課題の解決のために、国家の枠を越えて多様な活動と文化を持つ市民・市民組織を含めた市民社会が活動する公共圏を「多文化公共圏」といいます。「多文化公共圏」は議論・合意形成の場であり、それは世界中どこにでも存在する空間です。「センター」は「多文化公共圏」の創造を応援します。

「多文化公共圏センター」は ―国際協力・交流ネットワークのアンテナです

「多文化公共圏センター」は地域の自治体と市民団体(NGO/NPO)とを結ぶ多文化交流・国際協力に関するネットワークのアンテナとしてだけでなく、集合・議論・合意の成果を世界に発信するアンテナとして大学と地域と世界とをつなぎ情報の収集・提供・発信を行います。また、海外の学術交流協定校とのネットワークを生かし、地域の国際協力・貢献、多文化交流の課題に対応します

「多文化公共圏センター」は ―次の事業を行います

(1)自治体・国際交流団体・市民団体(NGO/NPO)と外国人コミュニティとの交流や国際協力・多文化交流・貢献活動などの分野での相談・協力・共同研究に対応します。
(2)学生・市民団体等(NGO/NPO)の国際協力事業への参加を支援します。
(3)国際協力・貢献、多文化交流に関する理論的実証的研究と教育による人材育成を行います。
(4)ホームページや機関紙を通して大学・学生・自治体・国際交流団体・市民団体(NGO/NPO)とのネットワークを構築します。 (2008.2.20/第12号U.U.NOWより)
具体的な活動として
@外国人児童生徒教育
A多文化公共圏研究・グローバル教育
B連続市民講座・講演会など
C調査研究など