プロジェクト報告


<平成21年度土日開放講座〜自主研修のすすめ〜>

 


日時:2009年6月28日(金)9:30〜15:30

場所:栃木県総合教育センター
   
研修名:「外国人児童生徒の日本語指導と適応指導」

対象:小・中学校教員

講師:若林 秀樹 (小山市立小山城南中学校教諭・宇都宮大学ポルトガル語非常勤講師)
   佐藤 和之 (真岡市立真岡西小学校教諭)
   阿美 八寿子(大田原市立金丸小学校教諭)
   原田 真理子(佐野市日本語指導員・宇都宮大学ポルトガル語非常勤講師)
   
   *順不同。4名とも平成21年度宇都宮大学特定重点推進研究「栃木県の外国人児童生徒の明日を考える」研究グループメンバー

研修内容:
   日本語指導「外国人児童生徒の日本語指導と適応指導」学校現場での外国人児童生徒指導に関するノウハウを、
   学級への受け入れ方から具体的な指導方法まで、研究グループのメンバーが紹介した。
   午後は、外国人児童生徒をめぐるさまざまな問題(学習・家庭・進路)について事例を紹介したり、グループで意見交換したりして
   理解を深めた。
    


佐藤和之先生
佐藤教諭はまず午前中の前半部で、学校に突然外国人の子どもが来た場合の受け入れに関する全体の流れを、実際に真岡西小で行われている実例を通して分かりやすく解説した。この中には、外国人登録証の確認など、普段の生活ではまったく知ることのできない知識が入っていた。また、後半部には日本語教室で行われている実際の授業の紹介として、小学校3年生に対する作文指導の方法を紹介した。



原田真理子先生
原田指導員は、今回の研修のファシリテーターを務めた。その他、前半部で「保護者との関係」と称して、コミュニケーションに役立つ情報の提供や具体的な方法を紹介した。また、日本語教育から教科学習まで利用できる、多県の無料教材サイトを紹介した。



  若林秀樹先生
若林教諭は、テキストを用いた計画的な指導についての具体的な方法を紹介した。(使用しているテキストは、「ひろこさんのやさしいにほんご」「かんじだいすき」)



  阿美八寿子先生
阿美八寿子教諭は「外国人児童生徒の適応指導」として、学校独自で制作したビデオの紹介(日本の小学校生活一日をビデオ制作し、ポルトガル語の音声をつけたもの)。 編入当初の授業の実例などを紹介した。



  座談会風景
午後は、座談会と称し、現在抱えている悩みなどの共有などを目的に行われた。昼食時に廻したアンケートで取り上げてほしい話題を募のり自由に話し合った。具体的には、
「来日間もない児童生徒とのコミュニケーションの取り方を教えてほしい」という要望に、
 「まず何よりも信頼関係が大切なので、私は一週間とにかく一緒に寄り添って遊んだりして過ごします。その時は、勉強という意識は全くありません」
「文化、風習の違う子どもに対して注意すべきことは」という質問に対しては、
「特に宗教上のルールもあり、食生活を気をつけなければならない。きちんと、学級担任や周りの先生に周知することと、そのことで差別されることのないように注意することが大切。」
などの的確なコメントが次々に出された。


実施プロジェクトへ戻る