イベント報告

<宇都宮大学生国際連携シンポジウム2011>
 学生とアジア・日本の震災復興を考える
〜大学の専門性を活かした震災のあり方〜

 

日時:2011月12月7日(水)13時00分〜17時00分  

場所:宇都宮大学峰キャンパス 大学会館多目的ホール

参加費:無料

【プログラム】
総合司会:萩谷竜樹(宇都宮大学国際学部国際社会学科2年、UP)
13:00 挨拶 進村武男(宇都宮大学学長)
    内山雅生(宇都宮大学国際学部長)
13:10 基調講演「アジアにおける大規模災害の復興はどのように行われたのか?」
      シャハルル・アブドゥラ(シアクアラ大学農業工学科講師)
       「スマトラ沖地震津波被害とバンダアチェにおける復旧・復興」
      顧林生(清華大学都市計画設計研究院公共安全研究所所長、ひょうご震災記念21世紀研究機構研究員)
       「四川大地震と復旧・復興および国際連携」
14:20 休憩
14:30 パネルディスカッション「東日本大震災の復興に繋げるために〜私たちの経験から学んだこと〜」
      司    会 :高際澄雄(宇都宮大学国際学部附属多文化公共圏センター副センター長・教授)
      パ ネ リ ス ト:シャハルル・アブドゥラ
                顧林生
                吉椿雅道(CODE海外災害援助市民センター 事務局次長,被災地NGO恊働センター スタッフ)
                長谷川万由美(宇都宮大学教育学部教授)
                井上尚人(東北大学経済学部2年、東北大学地域復興プロジェクトHARUボランティア団体、TEAM4U)
                大塚直樹(宇都宮大学工学部機械システム工学科2年、UP)
                M田清貴(宇都宮大学国際学部国際社会学科4年、FnnnP Jr.)
                佐々木秋(宇都宮大学国際学部国際文化学科2年、鬼怒川スマイルプロジェクト、UP)
      コメンテーター:重田康博(宇都宮大学国際学部附属多文化公共圏センター長・教授)
16:00 休憩
16:10 グループディスカッション
16:30 グループディスカッションまとめ
16:55 閉会の挨拶 石田朋靖(宇都宮大学理事)、重田康博
17:00 終了 


⇒チラシ



 3.11東日本大震災によって、国際援助および災害救援に関し、新しい問題意識が与えられました。
今年度の「宇都宮大学生国際連携シンポジウム2011」では、国際援助を互恵的なものと捉え直したと
き、私たちはどのような活動ができるのか、また、大きな地球環境の変動期を迎えて、国内外の復興
援助に対して、大学で学んでいる専門性をどう活かすことができるのか、ということを考えることを
目的として開催しました。今年も国際連携シンポジウム学生実行委員が中心となり、企画・運営を行
い、国際学部の学生のみならず、教育学部、工学部、農学部の学生たち、そして一般の方など、多く
の方に参加してもらうことができました。


シャハルル先生      今回の国際連携シンポジウムでは、海外で起きた大震災ではどのように 復旧・復興したのかという事例ついて学ぶことも目的の一つでした。  インドネシアで起きたスマトラ沖地震の事例を、宇都宮大学農学部の卒 業生でもある、シアクアラ大学農業工学科講師のシャハルル・アブドゥラ 先生に「スマトラ沖地震津波被害とバンダアチェにおける復旧・復興」と いうテーマでご講演いただきました。シャハルル先生は、スマトラ沖地震 の被害の大きさや、震災によって人々の意識がどう変わったのか、また復 旧・復興までの道のりなど、スライド写真を使ってお話しくださいました。


顧先生    また、中国の四川大地震の事例を、清華大学都市計画設計研究院   公共安全研究所所長、ひょうご震災記念21世紀研究機構研究員の   顧林生先生に「四川大地震と復旧・復興および国際連携」テーマで   ご講演いただきました。顧先生は、震災が起きてからの政府がどの   ように動き、それが復旧・復興のスピードにもつながったこと、そ   して、国際連携の事例としてJICAによる日中政府間の協力やパート   ナーシップについてなど、具体的な事例を出してお話しくださいま   した。
パネルディスカッション  2つの海外の事例を受けて、続いて行われたパネルディスカッ ションでは、パネリストの方々に「東日本大震災の復興に繋げる ために〜私たちの経験から学んだこと〜」というテーマで、それ ぞれにお話しいただきました。  吉椿氏には、国内外で行っているボランティア活動の経験談や ボランティアの役割、そしてコミュニティの重要性などについて お話しいただき、学生からの感想でも、吉椿氏の話を聞いて、ボ ランティアに感心を持ったという声が多く上がっていました。  長谷川先生には、宇都宮大学の学生を連れて、東北の被災地へ ボランティア活動に行った話や震災直後の被災地の様子などをお 話しいただきました。  学生パネリストには、自分たちがボランティア活動を行って感 じたことや、これから復興までに長い時間がかかるが自分たちに は何ができるのか、といったことを話してもらいました。

 グループディスカッションでは、国際連携シンポジウム学生実行委員がファシリテーターとなり、一般参加 の学生と国際連携シンポジウムの感想、震災復興に対する意見、これからの復興・復旧するにあたって自分た ちは何ができるのか、など積極的に意見交換をしました。


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