事業:
福島原発震災に関する
研究フォーラム:
研究フォーラムについて

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研究フォーラムについて

研究フォーラムの概要

宇都宮大学では、東京電力福島第一原発事故の発生を受けて、2011年の4月から国際学部の教員を中心として、放射線被ばくに比較的脆弱とされる乳幼児・妊産婦を抱えるご家族の支援実践活動、調査活動、アドボカシー活動を2015年3月まで展開してきました(福島乳幼児妊産婦支援プロジェクト)。この活動を通じて、原発事故が決して福島に固有の局地的な危機ではないことを痛感してきました。むしろ、過去の国内外の環境災害にもみられたように、犠牲を一部の社会グループに押付ける構造的問題と観察されます。そのような観点から、原発震災の記録を残すことは、地域社会、日本社会、そして国際社会への社会貢献であり、また後世への「社会的責任」でもあると考えるようになりました。

こうした共通認識から、2015年度に原発震災の記録を残し、問題提起を続けることに重きを置く活動を行うために多様な分野を専門とする関係者が「福島原発震災に関する研究フォーラム」を立ち上げました。福島原発震災が社会にどのような影響を及ぼしたかを構造的な視座から捉え記録し、社会に広く公表・発信していくことをめざしています。また、原発震災による被災者の困難は長期化していることをふまえ、現実の政策課題の提言につながるような研究をめざしています。

メンバー

  • 共同世話役

    清水 奈名子

    宇都宮大学国際学部 教授

  • 共同世話役

    髙橋 若菜

    宇都宮大学国際学部 教授

  • アドバイザー

    重田 康博

    宇都宮大学国際学部 元教授

  • メンバー

    阪本 公美子

    宇都宮大学国際学部 教授

  • 研究協力者

    津田 勝憲

    CMPS研究員

  • 研究協力者

    大山 香

    CMPS研究員

  • 研究協力者

    匂坂 宏枝

    CMPS研究員、宇都宮大学大学院国際学研究科博士後期課程在学

  • 研究協力者

    内田 啓子

    宇都宮大学国際学部研究支援者

  • 関係団体

    栃木避難者母の会

  • 学外連携者

    原口 弥生

    茨城大学人文社会科学部 教授

  • 学外連携者

    西村 淑子

    群馬大学社会情報学部 教授

  • 学外連携者

    田口 卓臣

    中央大学文学部 教授

研究・活動分野

  1. 1.栃木県内の被災者・市民社会研究
  2. 2.新潟県内の被災者・広域避難支援研究
  3. 3.原発震災に関する教育・社会的発信
福島被災者に関する新潟記録研究会の様子と刊行物の画像

研究・活動助成

2022年

2021年

  • 科学研究費補助金 基盤C「北関東における原発事故被害の不可視化に抗う住民活動 ―権利回復を巡る課題」
    (2020-2023年度、研究代表者:清水奈名子)
  • 科学研究費補助金 基盤B「環境国際規範のパラダイム・シフトと国内受容比較~欧州とアジアを事例として」
    (2018-21年度、研究代表者:髙橋若菜)
  • 科学研究費補助金 基盤B「基盤語り継ぐ存在の身体性と関係性の社会学―排除と構築のオラリティ」
    (2017-21年度、研究代表者:関 礼子)
  • 科学研究費補助金 基盤C「福島近隣地域における地域再生と市民活動―宮城・茨城・栃木の相互比較研究―」
    (2016-21年度、研究代表者:鴫原 敦子)

2020年

  • 科学研究費補助金 基盤C「北関東の低認知被災地における住民活動と権利回復 ―人間の安全保障論による分析―」
    (2016-20年度、研究代表者:清水奈名子)
  • 科学研究費補助金 基盤C「福島近隣地域における地域再生と市民活動―宮城・茨城・栃木の相互比較研究―」
    (2016-21年度、研究代表者:鴫原 敦子)
  • 科学研究費補助金 基盤C「北関東における原発事故被害の不可視化に抗う住民活動 ―権利回復を巡る課題」
    (2020-2023年度、研究代表者:清水奈名子)
  • 科学研究費補助金 基盤B「基盤語り継ぐ存在の身体性と関係性の社会学―排除と構築のオラリティ」
    (2017-21年度、研究代表者:関 礼子)
  • 科学研究費補助金 基盤B「環境国際規範のパラダイム・シフトと国内受容比較~欧州とアジアを事例として」
    2018-2020年度、研究代表者:髙橋若菜)

2019年

  • 科学研究費補助金 基盤C「北関東の低認知被災地における住民活動と権利回復 ―人間の安全保障論による分析―」
    (2016-19年度、研究代表者:清水奈名子)
  • 科学研究費補助金 基盤C「福島近隣地域における地域再生と市民活動―宮城・茨城・栃木の相互比較研究―」
    (2016-20年度、研究代表者:鴫原 敦子)
  • 科学研究費補助金 基盤B「基盤語り継ぐ存在の身体性と関係性の社会学―排除と構築のオラリティ」
    (2017-21年度、研究代表者:関 礼子)
  • 科学研究費補助金 基盤B「環境国際規範のパラダイム・シフトと国内受容比較~欧州とアジアを事例として」
    2018-2020年度、研究代表者:髙橋若菜)

2018年

  • 科学研究費補助金 基盤C 「広域災害支援におけるフロネシスの継承に関する学際的研究~新潟県を事例として」
    (2015-18年度、研究代表者:髙橋若菜)
  • 科学研究費補助金 基盤C「北関東の低認知被災地における住民活動と権利回復 ―人間の安全保障論による分析―」
    (2016-19年度、研究代表者:清水奈名子)
  • 国際開発学会「開発経験の実証的考察を通じた発展・開発のあり方の再考」研究部会(代表:重田康博)

2017年

  • 科学研究費補助金 基盤C 「広域災害支援におけるフロネシスの継承に関する学際的研究~新潟県を事例として」(2015-18年度、研究代表者:髙橋若菜)
  • 科学研究費補助金 基盤C「北関東の低認知被災地における住民活動と権利回復 ―人間の安全保障論による分析―」(2016-19年度、研究代表者:清水奈名子)

2014年

  • 科学研究費助成金「原発震災後の人間の安全保障の再検討―北関東の被災者実態調査に基づく学祭的考察」(挑戦的萌芽研究2013年~2014年、研究代表者:重田康博)
  • 宇都宮大学内外の助成金(学長支援プロジェクト・地域志向教育研究支援事業・稲盛財団)

2013年

  • 科学研究費助成金「原発震災後の人間の安全保障の再検討―北関東の被災者実態調査に基づく学祭的考察」(挑戦的萌芽研究2013年~2014年、研究代表者:重田康博)
  • 国立大学協会の助成金
  • 国際ソロプチミスト宇都宮 活動助成
  • 稲盛財団活動助成「福島原発事故後の市民社会の変容~新潟県内の福島乳幼児・妊産婦家族と地域社会、市民社会の交差を事例に」(研究代表者:髙橋若菜)

2011年

  • 公益財団法人稲盛財団「東日本大震災復興ボランティア助成」、「東北関東大震災ボランティア活動基金」(特定営利活動法人くびき野NPOサポートセンター、国際復興支援チーム中越、特定非営利法人新潟NPO 協会による、共同運営)第二次・第三次・第四次助成
  • 赤い羽根中央共同募金会「災害ボランティア・NPO 活動サポート募金」助成金
  • 三菱商事東日本大震災復興支援助成金、寄附金助成金