事業:
多様な学び研究会

多様な学び研究会について

多様な学び研究会の概要

今日の日本には義務教育未修了者(約90万人)、形式卒業生(約100万人)、学齢超過の外国人、不登校児童生徒等、多様な学び場を求めている人がいます。2022年に設立された「多様な学び研究会」は、多様な学びの場について研究を行い、その普及に資する活動を目的としています。

具体的には、自主夜間中学関係者による実践報告と情報・意見交換を軸に自主夜間中学の意義と課題を学び合うことを目的とする「自主夜間中学について考える研修会」をシリーズで開催するほか、「誰でも、いつからでも、いつまでも」学べる開かれた場として「多様な学び教室」を試験的に開始し、高校受験予定の学齢超過外国人、高校通信制課程に通う外国人生徒、日本語学習者、不登校児童生徒等、年齢も国籍も多様な学習者に対し、国際学部・共同教育学部の教員、本学及び作新学院大学の学生、本学卒業生、一般ボランティア等が学習支援を行っています。さらに、「多様な学び場」に関する研究活動として、学校及び学校以外の多様な学び場の意義と課題に関し、文献研究や様々な現場へのフィールドワーク等を計画しています。学習支援活動も研究活動も基本1年単位の活動として、年度末には成果と課題を報告書等の形で発信していきます。

「多様な学び教室」や研修会に関する問い合わせは、事務局の田巻までご連絡ください。
(tamakimmm*yahoo.co.jp(*を@にしてください)、090-7731-9345)

教室の様子
多様な学び教室
会の様子
「自主夜間中学について考える研修会」のチラシ

メンバー

  • メンバー

    スエヨシ・アナ

    宇都宮大学国際学部准教授 研究会代表

  • メンバー

    佐々木 一隆

    宇都宮大学名誉教授 研究会副代表

  • メンバー

    田巻 松雄

    宇都宮大学名誉教授 研究会事務局

  • メンバー

    キム イルジュ

    上智大学国際教養学部国際教養学科 助教

  • メンバー

    カバリェロ優子

    宇都宮大学共同教育学部 教員

  • メンバー

    鄭安君

    宇都宮大学国際学部附属多文化公共圏センター 研究員

  • メンバー

    鈴木 アリサ

    宇都宮大学大学院博士後期課程地域創生科学研究科

  • メンバー

    張凤翼

    宇都宮大学大学院博士後期課程地域創生科学研究科

  • メンバー

    李文畅

    宇都宮大学大学院博士後期課程地域創生科学研究科

  • 協力団体

    とちぎに夜間中学をつくり育てる会

主な活動内容

多様な学び研究会の年度別テーマ

22年度
  • 5月の多文化公共圏センター運営委員会で設立が承認
    「自主夜間中学について考える連続研修会」
    (とちぎに夜間中学をつくり育てる会と田巻松雄科研研究グループ)
    第1回(2022年12月3日)
    第2回(2023年3月11日)
23年度
  • (1)「自主夜間中学について考える研修会」を8回開催した。
    2022年度中に開催した研修会の記録と合わせ、札幌、千葉、奈良、函館、名古屋、川口、釧路の自主夜間中学関係者による報告記録をPDFファイルとして作成した。2024年度は「夜間中学新設の中で公立・自主夜間中学のあり方を考える」をテーマに研修会を継続していく。
  • (2)「多様な学び教室」開講
    2023年4月から毎週水曜日14時20分から19時10分まで、「誰でも、いつからでも、いつまでも学べる」教室を開講した。主に、ペルー、中国、ネパール、ベトナム、パラグアイルーツの小中高生が参加し、日本語学習や教科学習、高校受験のための学習や手続きを応援した。2024年3月13日にグループ発表や音楽などを通じた交流を目的とする交流会を実施した。

研究成果・刊行物等

2023年度